HOME >英語編

なぜ、アルファ・ネクサスの家庭教師なのか
英語編

■当社の家庭教師は、大学受験対策で予備校や塾には真似のできないメソッドを駆使していきます。

ここでは、受験英語にどのように対処すべきか、なぜ当社の家庭教師の活用が有効であるかを記します。
長文問題にどのように立ち向かうべきか
長文読解には、文法・語法、特殊構文、単語、イディオム・熟語といった知識と、それらの知識を相互に関連させ、自在に使いこなす技術が必要となってくるからです。また、実際の入試問題では、制限時間・記述式か選択式か・大問や小問の数・長文の語数や頻出テーマ・英作文の有無・配点等が大学ごとに異なり、さらに年度ごとに変化することもあるため、特定の傾向や特徴を絶対視して一般化するにも限界があります。
結局は、どのような問題が出ても対応できる基礎学力の修得と、大学ごとの個別対策実戦演習が、英語学習の大きな柱となるわけです。
英語のみならず語学の勉強法には大きくわけて2つあります。それは「頭でわかる」ことと「体で感じる」ことです。前者は、文法等の理論や法則を理解・修得し、これらを応用していく方法です。後者は、語学学習にふさわしい環境で豊富な経験を積むことによって、言葉の感性を自然に育んでいく方法です。留学や帰国子女が後者の代表例です。
ここで大切なことは、この2つは両方とも必要であるということです。「頭」ではわかっていても「体」で自然に反応できなければ、受験の場では使い物になりません。
他方で、「頭」を通すことなく何となく「体」で覚えているだけという場合も、受験の場で確実な答えを安定的に導き出すことはできません。また、この両者のバランスは、人によって微妙に異なります。限りある受験勉強期間に、しかも日本で帰国子女と同じ環境をつくることはできませんし、同じ人でも実力・時期に応じて必要なバランスが微妙に異なります。自分は今どのようなバランスで勉強を進めたらいいのか、適宜判断していかなければなりません。
そしてさらに大切なことは、最終的にはこの2つを統合しなければならないということです。頭で理解したことも、経験で培ったことも、ともに粘り強い「実践(書く・読む・聞く・話す)」によって体にしみ込ませていく、このようなプロセスを経ないと受験の場で使える実戦的能力は身につきません。一般に、英語の学力を伸ばすのに時間がかかるのは、この実践プロセスの負担(時間的・精神的)によるところが大きいといえます。

■当社のプロ家庭教師による基礎力・実戦力の養成メソッド

基礎演習においては、どのような問題が出ても対応できる、いわば「幹細胞」のような知識と技術の体系を身につけることを目的とします。
具体的には、単語・イディオム(熟語)・文法・語法・特殊構文・解釈(精読)・長文読解・英作文・リスニングといった知識や技術です。
ここで注意していただきたいのは、これらの各知識や技術は別個に存在しているわけではないということです。それは受験の現場を想像していただければわかります。
「英語」という教科は存在しても、「文法」、「解釈」という科目はありません。これらはすべて「英語」を構成する一つの要素にすぎず、相互に関連しあって英語を形づくっているのです。
この点、予備校等のカリキュラムでは、「文法語法」・「解釈(精読)」といった英語科目がずらりと並んでいます。確かに、項目ごとに個別に分解して学習した方が、効率がいいのも事実です。しかし、これらの知識や技術を相互に関連させて英文の読解や作文につなげていかなければ、実際の入試ではまったく対応できません。
せっかく修得した知識や技術も瞬時に、自在に使いこなす総合力がなければ、実戦的な場面では何の役にも立たないのです。特に予備校においては、個別に分解した方がカリキュラムを組みやすいという専ら予備校側の経営上の事情があるため、このような総合力の養成の視点を欠いていることが往々にしてあります。
各英語科目で講師が異なり、それぞれ別の(相互に関連性がない)教え方をされて混乱する、という悩みを抱える受験生を毎年のように目にします。
当社のプロ家庭教師は、英語学習において、このバラバラになっている「個」から「全体へ」という総合的な視点を持つポイントを解説し、実戦的な授業を実施していきます。
身につけるべき知識や技術の量が膨大であるゆえ、生徒さんにとってこの視点がいっそう重要になります。
また、このような視点があれば、「全体から個へ」という逆向きの視点をとることもできます。俯瞰的な視点のもと個々の論点に立ち戻ることで、より習熟度を高めることがでるのです。
この視点を、さらに受験の場、つまり「実戦」の場にまで広げるとよりいっそう効果的な学習が可能です。この知識や技術で実際の入試問題を制限時間内で解けるのか、を当社のプロ家庭教師は常に問いかけていきます。
「基礎から実戦へ」の視点です。そして、今度は実際に解くことで、不足している知識や技術を確認します。これが「実戦から基礎へ」の視点です。
この双方向の運動の繰り返しを各生徒さんの習熟度に応じて行うことによって、学習効率は高まり、学力は徐々に増進していくのです。
当社のプロ家庭教師なら、上記の諸問題を解決します。
予備校には真似の出来ないメソッドを駆使し、生徒さんそれぞれの個性に合わせた授業を実施することにより、多くの生徒さんを志望大学に導いています。

■基礎演習の方法

ここでは、当社のプロ家庭教師が実践するメソッドの一部を個別の項目ごとにご紹介しますので、ご参考にしてください。
※既述の通り、これらを相互に関連させる総合的な視点を忘れてはいけません。

【単 語】

市販の単語帳の見出し語(約2、000語)程度の知識は最低限マスターしていただく必要があります。
単語は、文(センテンス)を読み解くために必要な知識と位置づけられます。ただやみくもに意味を覚えるだけではなく、その品詞や語法も併せて覚えなければなりません。特に「動詞」は文の骨組みである「文型」を決する最大の要素です。重点的に覚えていきましょう。
悩みが多いのは、その覚え方です。書く・読む・聞く・語源をたどる・接頭辞や接尾辞をヒントにする・ゴロ合わせ等、自分に(または当該単語に)合った覚え方を選んでください。この際のポイントは、「反復・継続」のしやすさです。
単語帳の選定も、自分に合ったものを選ぶことで「反復・継続」につながります。見やすさやチェックノート、付録CD等の付加価値で決めてもかまいません。
また、余裕のある場合は、市販の単語帳ではなく自分オリジナルの単語帳を作るという方法もあります。日々の勉強で出あった単語をリストアップして意味・品詞・発音・アクセントといった必要な情報をノートにまとめていくのです。
注意してほしいのは、専ら長文の中だけで単語を覚えようとしないことです。この場合、実際は「文脈」を覚えているだけにすぎないのに、当該単語を覚えたつもりになっている錯覚に陥る危険性があります。同じ単語でも、他の文脈では思い出せない、といったことがよくあるのです。

【イディオム・熟語】

市販の熟語集の見出し語(約1、000項目)は最低限覚えるようにしておきましょう。熟語集の選定は、単語と同様です。
「イディオム・熟語」は、構成する個々の単語の意味を単純に組み合わせるだけではその意味が類推しにくいフレーズのことです。いわば、「1+1」が「2」にならず、「3」になるわけです。したがって、何とかして「3」に近づける努力をすれば覚えやすく、かつ忘れにくくなります。
その際ポイントとなるのは、構成要素となる「基本動詞(have・get・take・make等)」と「前置詞(副詞)」です。これらは、本来とても深い意味を持つものなのですが、あまりにも多用された結果、その深い意味をかえりみられることはあまりありません。イディオム・熟語の学習において、これらの基本単語の深い意味を押さえておくと、ただの「1」が、「1」以外に見えてきて、結果として合計が「3」に近づいていきます。
take A for granted「Aを当然と考える」を例にとりましょう。
takeは「とる」が本来の意味です。「とる」は、「発言を悪くとる」のように「考える」に発展します。他方、forの本来の意味は「方向」ですが、「ゴールには到達しない」点がtoと異なります。ゴールに向かっているのに「到達しない」、それならば到達するために「何でもする」に発展します。「何でもする」は、「何でもあげる(交換)」とさらに発展します。「ゴール=B」とおくと、for Bは「Bの代わりに→Bとして」の意味を持つことになります。以上のことをtake A for grantedにあてはめると、「Aをgrantedとして考える」になり、grantedは「(権威者に)認められた」の意味ですから、「Aを認められたものと考える→Aを当然と考える」にたどりつきます。
また、「比喩」を意識すると覚えやすいものもあります。
例えば、beat around the bushは「遠まわしに言う」という意味のイディオムですが、その直訳は「茂みの周りをたたく」です。ここから、「茂みの周りをたたいて、中に隠れた獲物を追いたてる」という場面を具体的に想像してみてください。そのうえでこの場面が象徴するものを裏側に探っていくと、事物を「直接的に」ではなく、「その周りから間接的」に攻めていく、という意味にたどりつくことができます。豊かな想像力と発想の柔らかさがものを言うイディオムです。
さらに、イディオム・熟語に省略や倒置が含まれている場合は、省略や倒置をされる前の本来の形に戻して考えると理解しやすくなります。例えば、make believe that節は「~のふりをする」という意味のイディオムですが、もともとはmake people believe that節「~を人に信じさせる」が本来の形でした。「~を人に信じ込ませる」と「~のふりをする」とは意味内容上重なっています。このmake people believe that節のうちpeopleを省略して、make believe that節というイディオムができあがったというわけです。

【文法・語法】

「文法」は、文(センテンス)の中で語・句・節を相互につなぎ合わせる際の「法則」です。英語学習の中では最も体系化されていて、一度理解すると頭はすっきりします。しかし、体系の本質を見誤るとかえって混乱してしまうおそれがあります。
その本質とは、「文法は文をわかるための道具」であるということです。そして「文をわかる」とは「文型」の原則を中心にした「文構造」を読み取るということ、つまり、「文型」が文法学習の核となるわけです。そのうえで、文型を形づくる「動詞・準動詞」、文型を複雑に重ね合わせる構造をとる「従位接続詞・関係詞・間接疑問文」、文型の形を崩す、変形する「等位接続詞(共通関係)・同格・挿入・省略・倒置・受動文」の各単元を優先的に学習していくことになります。
文法は、何かと理屈っぽい世界です。人の身体にたとえるならば、文法は、文という体の「骨・神経」に当たることになります。表皮からは見えない抽象的な世界なのですが、骨をきちんと組み立てて神経を通さないと、体は動きませんし、すぐ崩れ落ちてしまいます。他方で、きちんと体系化されれば、単語・イディオム・熟語といった肉をつけかえることで無限の応用が可能になります。「文型」を念頭に置きつつ、各単元を相互にリンクさせることを常に意識して理解・修得してください。
ただし、「例外」が多い理論体系であるというのも事実です。数学や物理のようにはいかず、「1を知って10を知る」といった程度です。この点が、語学の語学たる所以。この不足は「実践」によって補っていくしかありません。
また語法は、文法よりさらにやっかいです。「法則」というより、「整理棚」を作っているようなイメージを持って下さい。そのうえで、中身は自分でひとつずつ丁寧にたたんで入れていく。これもまた「実践」によって肉付けされていくしかないのです。

【特殊構文】

「構文」という受験用語は多義的です。ここでは、特殊な文構造を持った文(センテンス)と定義します。具体的には、「強調構文」「クジラの公式構文」等、いわば、「文の形をした熟語」のようなものと思ってください。
構文学習の中心は、これら基本英文を暗記・暗唱することにあります。具体的には、対応和文を読んで(聞いて)瞬時に英文を言えるようにしましょう。
「文」を覚えるのは、単語やイディオム・熟語を覚えるよりかなりたいへんと思われがちです。しかし実際は、文の裏にある「骨・神経」を意識して、「肉」をつけているだけ。つまり、文法・語法をわかったうえで、単語・イディオム・熟語を組み替えている、そのようなイメージを持つとよいでしょう。単語・イディオム・熟語・文法・語法といった基礎知識をすべてマスターすれば(=自由に相互リンクできるほど使いこなせるまでになれば)、それほどの負担にはなりません。逆に、負担に感じるならば、基礎知識のどれかがまだ不完全であるという証明にもなります。
このように、構文学習はかなり高度なレベルに位置づけられますが、「文」という完成形を理解、暗記しておくことは、「文」の集合体である「パラグラフ(段落)」、「パッセージ(文章)」を陥落させる最大の武器となります。さらに、「文」を発信する「英作文」でも絶大な威力を発揮します。
特殊構文はなるべく多く理解、暗記するに越したことはありません。基礎レベルでは、「80~150文」程度掲載された市販の構文集からスタートするのがよいでしょう。
 

【解釈・精読】

ここでは「解釈」という用語を用います。これを「構文」と呼称したり、「精読」、「短文解析」と称する場合もありますが、内容はみな同じです。「解釈」とは、単語・イディオム・熟語・文法・語法・特殊構文といった基礎知識と文の意味・文の前後の文脈を用いて、文(センテンス)を「読む」「訳する」技術、をいいます。個別に得た基礎知識を、相互に関連させて同時に近いこなすための技術です。
「解釈」の学習において中心となるのは、「読む」技術となります。英文に対して、日本語を一切介さず英語として読む技術です。そして、その技術の究極の目標は、「速度と精確性の両立」にあります。
以下の例文を見てください。
① The girl called Rinko into the house.
② The girl called Rinko was walking in the street.
①②の下線部には、ともに文頭から途中までまったく同じ単語が並んでいるのですが、その下線部全体の文法的位置づけは①と②とで異なります。
この違いを、文の中のいったいどの地点(時点)において最初に見極められるのかでしょうか。「速度」を求めるなら、なるべく先に目や耳に入る左の方でわかりたいのですが、これら例文では単語の並びが途中までまったく同じなので、それも限界がありそうです。
それなら、きちんと最後(ピリオド)まで読んで「精確性」を実現したい、という気持ちも働きますが、時間的制約を考えるとそれでは遅すぎます。
そこで、これら矛盾する2つの要求を満たすため、その限界地(時)を文の中で探っていくことになります。
その解決のキーワードは「予測」です。左から右へ英文を見た(聞いた)瞬間に「文構造」の「予測」がつくこと、つまり「この次にどの語句節がつながるのか?」これをとらえてはじめて、「左から右へ後戻りすることなく(目や耳に入ってくる順序で)読む」ことができるわけです。そして、この「予測」に文法・語法的根拠を与えることによって「精確性」が保証され、「予測」をできるだけ左(前)においてすることで「速度」が増していきます。
「文構造」の解釈では、まず「文型」を考えます。この文型の読み取りに際して、例えば、「他動詞Vの後にはOがくる」、一歩進めて、準動詞がからむmake の第5文型なら「makeの後にA doやA doneがくる」と、予めVの地点(時点)で次にくる形を予測するのです。
また「節」においても、例えば、「従位接続詞の後には完成した文型がくる」ということを、左にある従位接続詞が出現した地点(時点)で強く意識します。これを「句」のレベルに意識をせばめても同様です。「不定冠詞(a/an)の後には数えられる名詞の単数形がくる」、「前置詞の後には目的語がくる」等、いずれも、左の方にある不定冠詞や前置詞に意識を置いたうえで次を読んでいきます。
英文においては、文法上重要な情報はすべて左(前)にあります。左(前)の語句が次にくる語句節の文法的性格を決めていくのです。
他動詞も従属節も、冠詞も前置詞も、否定語や助動詞もすべて文の左(前)にあり、逆にこれに着目することでそれ以降にある語句節の文法的性格を予測することができます。この点、日本語とは発話の順序が逆(左右逆)になっているところが難しいところです。
日本語では、後にくる語が前の語の活用形等の文法的性格を決めていき、最終的に文の中心となる「述語」にたどりつきます(文末決定性)。一般に、解釈を不得意とする人は、単語を左から右へ無機的に「見る」ことしかできません。日本語では次へ次へと係るところを後へ探していくため、それにならって英文においても後の方、後の方へと急ぎ足で読んでしまいがちだからです。
しかし、英文の左(前)の方にある文法上の重要語句を読みとばす、または軽視すると、「語句節相互の(有機的)関係=文構造」が「精確に」つかめず、結局は文頭に後戻りして何度も行ったり来たりするはめになります。
このように、解釈においては、英語と日本語のきわめてシビアな根本的相違に直面し、その深い隔たりを乗り越えていくことが求められます。それを可能にするのは、単語・イディオム(熟語)・文法・語法・特殊構文といった基礎知識を盤石にすることと、それら知識を最も効率的に使いこなす技術体系の修得、これしかないのです。

【長 文】

長文問題は、必ず「以下の文章を読んで、問いに答えなさい」という文言から始まります。つまり「長文」は、「文章を読む」と「問いを解く」で成り立っているのです。「読む」ためには、これまで述べてきた知識や技術のすべてを駆使しなければなりません。総合力が問われます。さらに、英文を読めても問いを「解く」ことができなければ点を得られません。問いごとの特別な解法技術も要求されます。
長文は大問の中では最も配点が高く、学校によっては大問すべてが長文というところもあるほどです。したがって、長文の出来不出来が入試英語の成績を決することになります。
そこで長文で高得点を狙う方法を考えていきましょう。まず一つは、可能な限り時間をかけることです。制限時間内で長文問題に充てる時間をいかに捻出するかを考えます。配点の低そうな他の大問に時間をかけない等、メリハリをつけた実戦力が必要です。しかし、それでも限界がある場合はどうすればいいのでしょうか。「時間」限られているなら、「速度」を上げる、または「距離」を短くする、この2つしかありません。
①速度を上げる
解釈技術を修得すれば、後戻りしないで英文を「読む」ことができます。
後戻りしないというルールさえ守れば、読解の速度は下がることはありません。
後は実践を繰り返すことで、徐々に速度が上がってきます。
次に「解く」スピードを上げることを考えます。問いは各別に類型化が可能です。その類型ごとに解法を考えておきます。「解法」とは、解答の根拠を長文中に探す手順と、解答を形にしていく技法をいいます。解法を身につければ、どこから手をつけていいのか苦悶することもありません。解法の示す手順に従えば、自然と道が開けていくので、効率よく解答にたどりつくことができます。実は問いをつくる作題者も、この「解法」を利用して問題をつくっています。したがって、受験生はこの解法をマスターすれば確実に解答を得ることができます。さらに、複数の類型を組み合わせてすべての問いをつくっているので、類型ごとの解法を用意しておけば、その組み合わせでどのような問いも解けることになります。
② 距離を短くする
「パラグラフリーディング」の方法を身につけると、長文を効率よくメリハリをつけて「読む」ことができます。
長い文章も、ポイント(=イイタイコト)だけを押さえて、残りは端折ってしまえば短くコンパクトになります。
英語の文章では、いくつかの文(sentence)が集まって1つの思想(=イイタイコト)を表すようにしています。この単位が「パラグラフ(paragraph)」です。
そして、いくつかのパラグラフが集まって文章全体(passage、 whole article、 composition)の思想を表します。つまり、パラグラフは、個々の文と文章全体をつなぐ中間の単位となります。
英語の文章は、「文→パラグラフ→文章」と順々にスケールを大きくする構造をしていて、この「葉→枝→幹」のような文章・パラグラフ構造をできるだけ守ることが、英語の文章作文では求められています。
ということは、読む側にしてみれば、一つ一つの文を個別に見るよりその集合体であるパラグラフを見る方が、効率がよいはずです。
他方で最初から文章全体を見るよりまずその構成要素であるパラグラフを見た方がとっつきやすく、楽に読めます。
従って、長文読解のためには、パラグラフを単位にした読解(パラグラフリーディング)が最も有効な方法となるのです。パラグラフ単位でイイタイコトをつかむためには、パラグラフの持つ特徴を利用すると有効です。
パラグラフの特徴は次のとおりです。
・各パラグラフはイイタイコトを1つだけ持つ。
・そのイイタイコトを表すために各文が有機的につながる。
・そのイイタイコトを強調するための種々の技法を用いる。
以上の3つです。これらの各特徴を踏まえれば、各パラグラフのイイタイコトをとらえることができます。各パラグラフのイイタイコトがつかめれば、その集まりである文章全体のイイタイコトもつかめることになります。
各パラグラフ、そして文章全体のイイタイコトがわかるということは、長文全体の「地図」を手に入れたも同然です。どこに何が書いてあったのか、それがどうつながってゴール(=イイタイコト)にたどりつくのか、がわかるということです。これは、問いを「解く」うえで非常に役に立ちます。長い文章でも、迷うことなく当該問いの根拠となる場所がわかるからです。
読解技術が進めば、英語の長文も(やろうと思えば)全訳が可能となります。しかし、日本語に全訳しても、内容がさっぱりわからない文章に出会うことがあるかもしれません。これは英語の読解力以前の問題で、そもそも筆者の想定する「スタート」地点に読み手が立っていない場合といえます。もちろん「地図」は参考にならず、どうあがいても「ゴール」に到達できません。したがって、このような場合は何とかして「スタート」地点に立つ努力から始めなければなりません。そのためには、まずは前提知識を増やすことです。文章において当然の前提となっている語彙・概念・用語・思想・歴史などの知識を事前に仕入れておきます。そして、何が論点となっているのかも併せて確認しておきます。
英文を英語で読み、考える、ということは読解の最終目標です。長文を「読む」とき、いちいち日本語に訳していては時間がいくらあっても足りなくなります。これはリスニングや会話のスピードを考えればわかると思います。英語が目に入ってくる、あるいは耳に入ってくる順序やスピードについていかなければなりません。
しかし、「解く」べき問いの中には、「日本語に訳せ」、「日本語で説明せよ」というものがあります。選択式(マーク式)の増加とともに、このような問いの出題数は相対的に減っていますが、学校によってはそれが逆に特徴となっているところもあります。 従って、入試の英語で日本語の能力も問われる場合もある以上、日本語の表現力、文章力も訓練する必要があります。

【英作文】

英作文には、整序英作文・和文英訳・自由英作文等の類型があります。
整序英作文は、英文中の空所に入れるべき語句を選択させる類型(日本文あり・なしに分かれる)、和文英訳は、日本語の文章中の文または日本語の単独文を英訳させる類型、自由英作文は、一定のテーマと語数制限のもと英語の文章を書かせる類型です。
近年の入試では、選択式(マーク式)の導入により整序英作文を除いて英作文の出題は減少傾向にありますが、しかし上位校では依然として出題がなされ続けています。また、受験生によって、できる・できないの差が激しいので、得点差がつきやすい項目です。「どうせ出ない」、「やってもできない」のなら費用対効果から英作文は一切勉強しない、という受験生も多くいます。しかし英作文は、きちんとした勉強をすれば必ず一定以上の得点を計算できる項目です。また、きちんとやれば、対策を怠っているライバルたちに確実に大差をつけることもできます。
にもかかわらず英作文対策に二の足を踏む受験生が多いのは、「英作文は面倒くさい」という印象のせいだと思われます。確かに、文法や長文等の他の大問は与えられた英文に受動的に取り組むものであるのに対し、英作文では能動的・積極的に英文に取り組む必要があります。中でも日本語にない、または日本語では意識の薄い用法・単元がポイントになります。
特に「態」・「時制」・「仮定法」・「一致」・「比較表現」・「可算名詞・不可算名詞」・「冠詞」・「否定表現」・「名詞中心の表現」等の用法・単元は、重点的に意識、マスターして、能動的に使えるようにしなければなりません。しかし、能動的・積極的姿勢といっても、何も肩肘張って構える必要はありません。整序英作文や和文英訳では、既に得ている特殊構文の応用(語句の付け替えや構文の組み合わせ)で対応できるものがほとんどです。
また、解釈技術をそのまま英作文にも使えば、多少難しめの英訳にも対応できます。解釈では、単語・イディオム・熟語・文法・語法といった知識を使って、「文構造」を「読」んでいましたが、英作文では同じ知識を使って、「文構造」を「つくる」だけでいいのです。同様に、自由英作文にも怯むことはありません。長文でマスターした「パラグラフリーディング」の手法を、「パラグラフライティング」に置き換えれば事足ります。
ただし、自由英作文においては、そもそも英訳する以前に「何を書けばいいのか」という壁にぶちあたります。この点、与えられたテーマをきっかけに柔軟に発想を展開していく方法を別途学ぶ必要がありますが、これは小論文にも通じる勉強です。また、市販の単語帳には掲載されていなくとも、出題されやすいテーマに関連する概念や用語の英語表現(単語・フレーズ)なら、予め確認、入力しておく必要もあります。
以上のように、英作文の学習においては、解釈や長文で得た知識や技術を能動的・積極的に応用することで、逆にこれらの項目の習熟度を深めることにつながります。したがって、受験予定校でたとえ英作文が出題されないとしても、余裕があるのならひととおり勉強してみる価値がある項目といえるでしょう。

【リスニング・発音・アクセント】

言語はあくまでも音声と一体である以上、リスニングの出題がある学校を受けないからといって語学学習から音声の要素を捨て去るのはきわめて不自然です。むしろ、リスニング演習を数多く実践し、音声を経験してこれに慣れ親しんだ方が、前に述べた「頭と体の統合」に役立ちます。できれば毎日、一定量の英文を聴くようにしましょう。
多読用の教材に付いているCDを利用するのも有効です。もっとも、一定以上の難度の長文は、読解の能力がなければ聴き取ることもできません。読解の実践演習とからめてリスニング演習もこなし、単語の学習時に、正しい発音・アクセントもセットで覚えるようにしましょう。
発音・アクセントは、発音・アクセント問題を解くときだけ意識して、それ以外の場合は適当に流す人がいますが、それは避けてください。文法だろうが長文だろうが、英語(英単語)に接している以上は音声(=単語の発音・アクセント)を常に意識して当然です。
また、スペリングから発音・アクセントを推測するいくつかの法則もありますが、英語においては例外も多く絶対的ではありません。面倒なようでも必ず一語一語、発音・アクセントを確認していくようにしましょう。

≪実戦演習の方法≫

基礎演習で得た学力を受験の場(=実戦)でも発揮できること、これができなければ受験では勝利できません。「実戦力」は受験で勝利するための不可欠な能力です。
「実戦力」とはどのようなものでしょうか? そもそも受験で勝利するには、学力、体力、気力、そしてマネージメント力が必要とされます。そして実戦力は、そのすべてにかかわってきます。日々の勉強で得た学力も、受験の場で本当に使えるものでなければ価値はありません。難解な単語を数多く覚えても、出題される見込みがなければ時間と労力の無駄ですし、確実な解法も、複雑で時間がかかるものなら制限時間の点からは好ましくありません。
修得するべき学力は、常に実戦を基準にしてその質と量を決定していかなければなりません。また、今後の人生を決する受験の場で安定的に学力を発揮できるようになるためには、多大なストレスとプレッシャーに負けない強靭な体力と気力が必要です。
大学受験では数日間連続して受験することもめずらしくないため、体のケアと気力の維持が特に重要となってきます。そして、マネージメント力です。「マネージメント力」とは、簡単に言えば「要領の良さ」のことです。限られた時間や資源の中で、受験で合格最低点を取るためには今何が必要で何が不要か、を瞬時に見極め、実行する能力です。
このマネージメント力が不足している受験生は意外に多いのですが、これを身につけるために特別な対策をとっている人はほとんどいません。「要領の悪さ」は持って生まれた性格・才能だから、といって最初から諦めている人もいます。しかし、受験においてはその不足は決定的に不利な材料となります。そもそも不足しているという認識すらない受験生もいて、日々ひたすら勉強しているのに、なぜか模試や受験本番ではなかなか結果が出ないと袋小路に迷い込んでしまっているケースも多々あります。
では実戦力をつけるためには、どうすればよいのでしょうか? それは、できるだけ受験本番に近い状況を想定、準備することに尽きます。その一つが、模擬試験の受験です。模試を受けないで合格できた受験生はいません。ライバルを横にして本番に近い状況で問題を解くことができる機会はたいへん貴重です。「どうせ模試だから」と少しでも見くびると、「実戦」状況から遠ざかってしまいます。漫然と受けることなく、目的意識を高めるようにしましょう。場合によっては、体調が悪いときにあえて受験する、わざと遅刻して受験する等、いろいろな場面を想定して受けてみるのも手です。
それでも一定の結果が出れば、かなりの自信となります。また、大手を中心に模試の年間スケジュールが発表されていますので、早めに確認して年間スケジュールに役立ててください。
どれを受験するかは、受験予定校の方式や(記述式・マーク式・センター受験)、日程間隔から決めるとよいでしょう。そして、受験予定模試の日程から逆算して実行可能な中期的学習計画を立てるようにしてください。
大手予備校が実施する模試では、基本的に他学部志望者も含めた数十万人の受験生を対象にした、どの大学や学部にも通じるクセのない問題が出題されます。大学別模試もあるにはありますが、東大や京大、早大・慶大といった大規模総合大学向けがほとんどです。
従って、特に学力に関連する実戦力をつけるためには、受験予定校ごとの過去問演習をするしかありません。入試では大学ごとに傾向と特徴が際立っているため、特に過去問演習は必須です。
そして、過去問演習を素材にして自分の課題を見つけ、個々に対策を立てていきます。中でも最新年度の過去問の研究・分析は大切です。可能ならば専門家の助けを借りて学校ごとの予想問題を作って演習すると効果は絶大です。質・量ともに最新の過去問に近似した模擬問題を使って、制限時間内で実際に問題を解くのです。
公表されている合格最低点等のデータに照らし合わせれば、その時点での実際の学力と、その後の学習計画の貴重な指針となるでしょう。
当然のことながら、体力はすべての前提となる極めて重要な要素です。体力維持と体調管理は、日常の習慣にしてください。そして、気力の充実はもっと大切です。学力がついてくれば、気力は自信として自然に生み出されます。よって、日々学力をつけることに集中すれば、気力の維持など問題になりません。
また、模試や過去問演習といった実戦的な経験によって気力をより充実させることもできます。実戦経験による慣れは、受験本番での緊張など吹き飛ばしてくれるでしょう。しかし、何かのきっかけで自信を失うこともありえます。その場合は、自分の目標をしっかりと見定めて、そこに意識を集中するようにしてください。自分はどうしてこの学校を目指すのか、といったずっと先の未来と、そのためには何をするべきなのか、という近い未来を具体的に想像してみてください。そこから導き出された実現可能な目標だけを見つめていれば、自然と道が開けていくのです。


アルファ・ネクサス Topへ